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2014年6月27日金曜日

ハバナその一。


起床

外が賑やかな感じ。

夜がよほど静かだったから。



窓の小さい鉄筋コンクリートの部屋は青く外の風景が分からない。

am8:00
日本にいた時より早起きの毎日を送ってる。

エアコンの心地よさからして、外は暑いんだろう。



ハバナの太陽を浴びる期待が膨らむ。






朝は朝食があるというので起きたらリビングにおいでと言われていた。
そういえば昨夜に何時に起きるか聞かれた。

疲れでぐっすり寝ていたけれども目覚めが良かったのはそういえば朝食を気にしていたんだな。


彩のキッチンにはイヴォンのお母さんらしき人が立っていた。

おはよう、とにこっとされて今準備するからねと言われ、
待っているとイヴォン向こうの部屋から来てくれた。





昨日の夜は寝れた?
と聞かれて、ありがとうと寝れたよと。

昨日は興奮で少し寝付けず夜更かししていた。

鍵を開けていたらいきなり黒人の男の子が入って来て、お互いにびっくりした。

イヴォンには可愛い娘さんがいて、
きっと友達だろう。

部屋のドアを閉めた後、客がいてびっくりしたよ。日本人かな?怒ってないかななんて声が聞こえて来た。





シンプルで美味しい。
これは嫌い?好き?と色々聞いてくれる。

僕は客でお金を払ってここのカサに泊まっているが、まるで招待された客のような感覚だが、当然のホスピタリティかと考えてしまった。
でもこのホームステイな感覚が面白かった。

朝食はエスパニョールで何?
卵は?
ミルクは?
ハムは分かる?
なんて教室が始まる。

僕もせっかく来たのだからスペイン五を学んで帰りたいと必死にコミュニケーションを取った。


なんとなく単語は覚えて来たが、文法となるとテンパる。

決まり文句は覚えて来たが、レスポンスが分からなくてこれまた大変だ。

持って来ていた辞書と、ノートとペンをテーブルに並べて、行儀悪いながら
勉強会が始まった。

おばあちゃんはくすくすと笑いながら、イヴォンは笑顔でそうそうみたいな感じで答えてくれる。




朝食を食べていると、イヴォンが後で私の友達が来るから紹介するわ、と言った。

彼は英語が話せるからあなたの今後の旅やキューバの事、ハバナの事なんか聞いてみたらいい。
と気遣って呼んでくれたようだ。

イヴォンもスペイン語を全く話せない自分に少し戸惑いはあったんだと思う。


朝食を少し早く済ませた。勉強で時間を取ったのか、少し早くして欲しそうに昼から出掛ける事を僕に言って来たからだ。

海は遠いの?
と聞くと、少し遠いわよ。
でも明日は休みだから娘と車で海に行くからあなたも行く?

と言われたので予定のない僕は是非と答えた。


バルコニーから通りを覗くと晴天だった。



雲は沢山
湿気も少し
日差しが当たるとキツい

寂れた街の通りとスペイン領地時代のコロニアル建築の趣が幻の街のよう。
タイムスリップしたかのような感覚だ。



後ろから、
僕を呼ぶ声が聞こえてイヴォンが老人を一人連れて来た。

彼は英語で僕に話しかけ、リビングに腰掛けた。

名前が売る覚えだが
アントニオだった気がする

僕はキッチンに起き忘れたメモと辞書を取りに、ちょっと待ってと言いとりに行く。色んな情報をメモっておこう。



ハバナはどうだい?何の為にキューバに来たんだジャパニーズ。

キューバの音楽と歴史を見て見たかったから、ゲバラが何故この国に命をかけたのかも興味があったから来て確かめたかったんです。


そうか、キューバは素敵だよ。ラムと葉巻があるサルサが好きなのか?しかし君が思っているようなモノは何もないよ。ただゆっくり時間が流れているそれだけだ。

僕は勿論何かを求めてここに来たんだけれども、そこまでこれ!という強い思いはないキューバで音を聴いて踊りたかっただけだと伝えた。


そうか、と笑顔で頷き、日本やアメリカの事を聞いてきた。
日本人に会うのは初めてらしい、50年代の昔はアメリカにも行ったらしい。

今は経済制裁で事実上は離れている。
彼は60を超える老体だが、色んな歴史をハバナで見てきたんだろう。

地図を持って来て、日本の場所を見つけて指すと行って見たそうな顔をしていた。


これからの予定は?誰か知り合いはいないのか?

僕が横に首を振ると、もう一度キューバには何故来たかと聞く前に、この国は音楽の国だよ、と答えた。

サルサは沢山ある、毎夜何処かで演奏され踊っているよ。
クラブではバンドがレゲトンにメレンゲ、ルンバ、有名なミージシャンも出てるし行って来るといい。

サンテリアはどこで聴けるの?と聞くと、アントニオはサンテリア?と首をかしげた。


ああ、と納得した様で特に感動した感じもなく無表情に

サンテリアの時に演奏したり踊られる踊りか、チャーチの方やアメル通りの方でやってるなあ。

僕はサンテリアがとても気になっていてサルサやラテンの音楽のルーツなんではないか見てみたいと言うと、

サンテリアは音楽のジャンルではないし、踊りでもない。
狂った様に太鼓のリズムに体を乗せ、乗り移った様に踊る光景は凄いよ。
とりあえず行けばいい、朝早くにやっていると思う。


サンテリアはキューバの民間信仰の一つの宗教だ。
日本にいる時にNHKに務める音楽の知恵袋と僕のメンターでもあるY氏に教えて貰った事が始まりだった。

日本で聞くサンテリアはかなりの好奇心で僕を盛り上げた。
早く起きれるかな。今度もう一度調べよう。


彼はキューバはどこまで行くの?と聞いて来て、サンタクララでゲバラ碑を見て、バラデロ、最後はサンチアゴクーバまで行きたいことを伝えるとまずはハバナにも良いところはあるし、見るといいと笑顔で行ってくれた。
そしていつまでいるの?と聞くと、全部回るにはかなりの時間がかかる。キューバのバスや交通機関は日本の様に進んではいないから飛行機で行かないとキツいよ、教えてくれた。

これは僕にもわかっている。
今回の日程では全てしっから三泊ずつくらいで行く予定だ。移動も20時間とサンチアゴからハバナは往復で二日かかる。
途中のアクシデントやトラブル、天候も考えるとかなり多めに余裕を持って行かないとな、と久しぶりの海外と初スペイン語犬ということでナーバスになっていた。

とりあえず時間はない。といってもプランは、アバウトでないようである。


バルコニーの外の日差しにわくわく目をやりながらアントニオおじさんに、挨拶をし、外へ出掛け、ようとしたが、イヴォンがコーヒー飲む?と、コーヒーを持って来てくれたので美味しく頂いた。


キューバのコーヒーはどう?
美味しい?でしょう?



とても甘みが強いのに豆の味が力強い。


カリブ島の土と太陽の力を感じるコーヒーはエナジードリンクのように何かがみなぎって、かつ心を落ち着けた。












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