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withoutrecord

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rain

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kller

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cbr

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rts

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2013年4月29日月曜日

幸福の再発掘

連日、仕事→パーティー→フィッシング(時々ホタルイカ)のルーティーン。

体が良い感じっ。
急遽ROOTSOULイケッチさんが、富山に来るとのことでミート。名古屋のセッション以来3週間ぶり。色々充実した内容でした!今回はKeyco Bandで良いLIVEでしたよー。
そのあとはKING、MUROさんが来ていたので移動。皆で行きたかったなー!





というわけで仕事中でございます。オフィスで一人。休憩中。


週末を振り返りながら色々自分の感情や思考、発散をいろんな形で外部に出している色々な姿を掘り起こしながらじっくり見てます。


そこから読み取れるものとか自分なりに考えたり。
体一つで体現したりツールを使って発信したり、その中で意見を交換できる周りの友人と音楽や色んなカルチャーについて会話をする時間、自分にとって大切なインスピレーションなんだけれども。

自分を介さず、メンタ―となる僕の友人同士が紹介したり出会う時に、起こる化学反応が自分にはとても楽しいしその瞬間がまたもう一つ自分の栄養になって(い)たり。



共通となるものに音楽がやはり大きくて。
自分自身もっと踊りと繋がりたい気持ちはあるのだけれども。
ダンスを通してコミュニケーションを取れる出会いが
クルーやファミリーのみんなからで事足りているかな。
 
上は、先日の初来日で話題だったJosephine Foster。
多くのミュージシャンやDJ達も望んでいた来日で日本各地思い切ってLIVEしてました。
温かみがとても包容力も合わさっていて、どこかマキ※と何か同じものを感じてしまう。

ツアーのLIVE場所の多さを見ると、
多くのプロモーターやDJやミュージシャンに愛されて、情熱を持ってスケジュールされたんだろうなと感じられて感慨深い。Wondrous Loveが好きだなぁ。


ここで友人のLamaからmailが。ほんと最高なFootageが届きました。
AUS、シドニーのFresh SoxのみんなのPV。
絵も踊りも演技も音もとても違和感なく、スっと入り込んできて楽しかった。




かっこいいでしょ?少しだけ感じさせるストーリーも想像を掻き立ててくれる。


 Michael Kiwanuka - "Bones" 

こちらは去年アルバムリリースしたMichael Kiwanukaのアルバムの一曲。
正にホームアゲインでちょっぴり気楽でノスタルジックな雰囲気にも新しいエッセンスがある。
ただただ懐かしむんじゃなく、DNAレベルで入り込んでくる音っていえばいいのかな。
キワヌカ本人は、「僕の声を古びたものとして懐かし聞いてもらう事は構わないし、意図的じゃない。僕がこういうサウンドが好きだからなだよ。」述べている。
”名作を聴いているような懐かしさをレトロとし批判していたとしてもふっと受け流すだけ”で、
穏やかなキワヌカサウンドは影響されることはない。
全く気持ちの良い曲ですっ。


とまあ昨日は、最近のこんなルーティーンを共にする友達と自然や音楽や色んな話ををしながら
海沿いを夜な夜な車で走る昨日。
少し離れた場所で根付くマイノリティなローカルシーンで、そこでまた新しい出会いや出来事があったりと楽しい夜で少しだけ体を揺らして、踊る欲求をチャージしたものでした。



夏に向けて外で聞きたい音楽が頭の中で鳴ってる鳴ってる。



 常夏ワープ逃避行モノのサマーアンセム。
”この世で一番夏が似合うソウルアルバム”なんてキャッチコピーも素敵な大人気なコレを外で。



室内ではではコレで。



 やっぱり良い。
MADLIB来日希望だよ。(プライベートなディグ以外で)
birdのRealizeも使用だ懐かしいよね。(DLさーん。)
 


そしてもう一度。


Michael Kiwanuka : Tell Me A Tal



そhして先日、Do Overのキャストなど予想したり聞いたりしてもうほんとA氏とワクワクな連絡。
5/3は晴れてくれって感じです。 あの人にあの人にあの人。

Do Over、熱いパーティーだわ。



待てない人は、これ聴いて待ってましょ。
http://www.mixcloud.com/LeFtOoO/show540-jungle-by-night-x-gaslampkiller-premiere-new-james-blake-cid-rim/



新しい出会い、発見。良い週末。
最後に今回LIVEで紹介頂いたLatyr
彼の最高のパフォーマンスが本当に忘れられない!音楽聴いてハッピーになるって最高。
彼は本当に素晴らしい人だった。日本の伝統芸能をとても愛してる。


本当に凄いや!ラティール!
次はセッションだ!

2013年4月25日木曜日

Joyful noise

今日は告知。


5/25は、富山市花水木通りにあるハナミズキノヘヤ3F、SPACE NEWPORTで親交のあるRYUHEU THE MAN氏を招き、パーティーを開きます。

やっとの開催です。
タイミングが合わずずっとお待たせしていました。(自分へ。笑)
リューヘイさんのご紹介は後程。



今回のフライヤーはこれです。
Ryman Wooderdのジャケットです。「Hotter than a paitol!」(ピストルよりも熱い!)というサブタイトルを収められているこの一枚は、ご存知の方もいるかと思いますが、Starata。1970頃デトロイトで誕生したわずか6タイトルを世界に残し、最高の作品を残した伝説の黒人ジャズレーベルです。

RYUHEIさんが主宰するuniversoudsは、前述の記事にも述べた通り、Strataから1970年当時発表されたリリース予定の9タイトルのうち幻として終わった3タイトル(近年未発表という事が分かるまで世界中の多くのレコード愛好家達によって長年捜索されていたのです)を世界初音源化を実現したり、多くの監修やレビューにも携わっています。

現在僕は今の若い世代がこうした 音源に触れることはこうした方達の活動がある事がきっかけであることは間違いない。先日発売となった、WeldonIrvineの世界初登場となる完全未発表音源+自主制作ドキュメンタリー「Young, Gifted And Broke」もそのディレクションの一つ。

感謝とリスペクトを込めて、サンプリング、使用させて頂きました。

またアルバムのタイトルも「Sturday Night Special」も5/25が土曜という事もあり、リューヘイさんを富山に招くという事で(初富山ならぬ初北陸。)スペシャルな夜にしたいという思いも込めて。
そしてロンドンぽさも。RYUHEIさんと親交のあるディープファンクの生みの親、ケヴダージのインスピから。近年更にロカビリーに傾倒する姿も僕の中では良い裏切りで。

裏面はこんな感じ。

開催場所のハナミズキノヘヤ。最近急激に近寄り仲良くさせてもらっているK君のお店です。
Cafe&Barと謳っているけど、とってもジャズな空間。1Fは緊張してしまうほどのサウンドシステムが正面にドンッと構えて、美味しいお酒を提供してくれるバースペース。とても刺激的な場所。2Fは、ギャラリーで、今回はライブスペースの3Fはとても雰囲気のあるしっかりとしたフロアです。

去年からのこの場所と、ここでの出会いは、本当に充実した時間を過ごせる自分の中の転換点。

キャストは、仲良くさせてもらっている友達、先輩達に協力してもらいます。本当にいい音を届けてくれるCreative Musicianなキャストです。音楽が好きでいつも勉強させてもらってます。

またこの日の夜、来てくれる皆に楽しんでもらえたらと思います。
美味しい酒と会話があるヤツ的な、ね。

今回快く引き受けてくれた皆さん、リューヘイさんありがとうございます。
それでは本番までお楽しみ。



RYUHEI THE MAN JOYFULNOISES ~Saturday Night Special~
5/25 @ハナミズキノヘヤ3F SPACE NEWPORT
start 21:00~
 Special Guest
RYUHEI THE MAN(from universounds TOKYO)

cast
   EJ    from 目黒Montage/恵比寿samurai氣流
Doooooi from everydayrecords金沢 
 JILL from U.M.A records
 PNKY from Saruvelo KNZW
 P-tang aka Hisashi from U.M.A records
IKD from Square Pissher


ゲストプロフィール
RYUHEI THE MAN (universounds / The Man's World Productions)

 90年代半ばよりレコード収集、執筆、DJを中心とした音楽活動を始め、ファンク/ソウル/レアグルーヴ/ヒップ・ホップを中心としたジャンルを、都内で開催されているイヴェント【WAH WAH】、【HONEY DRIPPIN'】、【EXTRA EXTRA】中心に、都内、全国各地でプレイ。
 2001年より国内外のトップDJ、コレクターも絶大な信頼をよせるレコード・ショップuniversounds(www.universounds.net)を主宰、
02年にはDEV LARGE氏らと伝説のMIX TAPE『BROTHERS ON THE RUN』を、03年にはDJ SHADOWによるアルバム『THE PRIVATE REPRESS』において日本人代表として参加。04、06、07、10年にはソロMIX CD『A MESSAGE FROM THE MAN 1/2/3/4』をリリース。05年には国内初となるFUNKの7インチのみによるディスク・ガイド『FUNK 45's』に筆者として参加。09年にはレアグルーヴのバイブルとなるディスク・ガイド『Rare Groove A to Z』に筆者として参加。
同年には自身のキャリア初となるオフィシャルMIX CD『NEXT MESSAGE FROM THE MAN』をリリース。
 更に、国内ミュージック・フェスティバルの最高峰、【Fuji Rock Festival '10】にDJとして出演。11年にはKASHI DA HANDSOME氏とMIX CD『SOUNDTRACK TO THE STREETS』をリリースし、KGE the shadowmen「Stay Stoned Pt.2」でプロデューサーとしてデビューを果たす。12年2月には、自身初のバンド・プロデューサーとしてのデビュー作、Q.A.S.B. + RYUHEI THE MAN名義による7インチ・シングル「The Mexican」をリリース。現在に至るまで、レコード・ショップ・オーナー、DJ、プロデューサー、執筆活動と多方面で幅広い活躍を見せている傍ら、ブロガーとしてMURO氏によるKING OF DIGGIN' PRODUCTION BLOGにも参加、シーンの活性化に貢献。2012年9月には世界的クロスオーヴァー・ミュージックの祭典、【Tokyo Crossover / Jazz Festival 2012】に出演。

12月には新シリーズとなるMIX CD『LISTEN TO THE MAN』をリリース。
2013年2月にはファン待望のオフィシャルMIX CD第四弾となる『NEXT MESSAGE FROM THE MAN 4』をリリース。
 

富山市花水木通りにあるハナミズキノヘヤ3F、NEWPORTにて
アフターパーティーと題しまして東京よりRYUHEI THE MAN氏(universounds)をゲストに招き、賑やかにパーティを開きます。
また北陸圏内からも素晴らしいキャストをお迎えしています、
現クラブシーンにはあまり顔を出さない大御所もプレミアムゲストをお招きしています。
  
 また昼には北日本新聞さんとSDJ「SOGAWA STREET Dance Jams」というダンスコンテストも総曲輪フェリオの広場で開催します。合わせてアフターパーティーとして楽しんでいただければと。
先月UMA Recordsより7インチリリースし、アナログデビュー致しましたVSOP Sessionの物販も 予定。ハナミズキノヘヤ3FNEWPORTにて、パーティをお楽しみ下さい。

最後にEYS CREAMにて、RYUHEIさんとJAZZY SPORT MASAYAさんの対談という素敵な記事を見つけたのでリンク。
ココ  に。
あっあと!
当日はフライヤーを持って会場というか、お店に来て下さいねっ。
フライヤーがしっかり手に取られる事を望んで、温かみや意味を持たせたかった事が意図です。
なのでwith Flyerという形にさせてもらいました。

少しの手間が愛しかったりするでしょう。
うん。価格も遊びに来やすく。
頭から楽しむ姿勢で居やすいでしょ?

当日はジョイフルなノイズが溢れますように。

ぺいす。





 
秘めて置くのも魅力だったと思うのだけれども今回はこんな感じです。



最後に最近DVDリリースされたアウトレイジの記者会見の松村邦弘が本当に凄い!w
(SETSU君、ありがとうございました。笑) 























2013年4月23日火曜日

All Music For All People

All music For All people。それはとてもシンプルでありきたりな表現ではあるが発する側の意図や背景がしっかりと見える場合、とても大きなゆさぶりを起こす力を持つ「  」になる。



 「そもそもアーティストは何かに縛られるのを嫌う。
 独創性を最大限に発揮して何かを生み出すには自由が必要なんだと思うから。
 絶対条件じゃないけどね。しかし、自由には”責任”がつきまとう。」

                               Weldon Irvine
                               『The Edification of Weldon Irvine』より



Weldon Irvineの鍵盤から奏でられる音色からは音楽から伝えられる多くのDNAをしっかり含んでいる。1943年ヴァージニア州生まれの彼は、10代の頃から鍵盤を通して様々な音楽に携わってきた。
ブラックアイデンティティというには、とても安い表現で、彼の音からも感じられる繊細で知性に満ち溢れた済んだ空気感と太陽のような温かみは、秀逸だ。
彼のキャリアの中でニーナシモンとリンクしている事も、ゲーデルによる不完全性理論による神の存在しないという証明をも超えて、きっと神の巡り合わせなんだろうと思わせてくれる。



Q-tip,Mosdef等多くの新世代のミュージシャン達のメンターとして、又実際に音楽理論の師としても活躍し、世代やジャンルの垣根を超えた彼の理解と音楽啓蒙活動は、最高の評価される点である。
上にあげたヒップホップ世代の二人にも影響を与えている事は、彼ウェルドンの多くの楽曲はリスペクトを込められ、多くサンプリングにも使用されていることからも感じ取れることが出来る。

 前述でも述べたが、彼は音楽人生の後期、自身のレーベルNodelw Recordsの運営やそこからのリリースや熱心でスピリチュアルな音楽啓蒙活動に勤しんだ。
そんな彼が残した一枚のアルバムが、あるレーベルからリリースされる。それは
自分の意思とリンクしたような出会いなんではないのだろうかと感じている。

キャリア4枚目となる「In Harmony」は、74年にStrata Eastからリリースされる。中古市場で高額盤としても有名。内容はそれをも超えるような洗練されたものだ。

そして、Strata East、今回のもう一つのキーワード。


 ニューヨークで生まれたそのレーベルは、Black Jazz、TRIBEと並び、黒人による黒人アーチストのみのインディーレーベルとして71年にスタートした。
Charles Tolliverと知性派ピアニストStanley Cowellにより設立。
所属アーチスト自身にプロデュース権が与えられていたことからもわかるように、60年代からの黒人民族運動の流れを汲み、黒人の自立、真のアフリカンアメリカン文化の創造を、60年代の公民権運動の流れからアフロ・アメリカン、すなわち黒人の社会的地位とルーツへの意識が高まった70年代にテーマとし、50枚以上の作品を残したスピリチュアル・ジャズを代表するレーベルである。






その元となる流れはデトロイトから生まれている。病む街。治安が常に問題とされるこの土地に、
ケニーコックスというピアニストが、前身であるDetoriot Artists Workshipから名前を変え、Strataをスタートさせる。Blue Noteからも何枚か参加、リリースしている実力者の彼は、多くの才能を率いて、素晴らしいディレクションを行って行く。
1970年代半ば、6枚の作品をリリースしたのみで活動を休止したデトロイトのマイナー・レーベル<STRATA>。正に伝説と呼ぶにふさわしい。

リリースされた作品のジャケット裏に広告として掲載されていたのは9作品、近年それらのうち3作品は、当時のレーベルの様々な理由からリリースされず、未発表作品だという事が判明している。
Starata Eastも引き継いだレーベルコンセプトもStrataから生まれたものだ。

多くのレコードコレクターやディガー達を虜にし、夢を作った幻の作品を輩出したStrata。その魅力は楽曲の中に、ぎっしりと理念と魅力が詰まっている。

「All Music For All People」は、そんなStrataのコンセプトだ。それは、NYCでのStrataEastにも根付き、Weldonの活動からもわかるようにしっかりと語り継がれている。

それは、受け継がれていったものなのかもしれない。同じモノを持った者同志が引き合ったものなのかもしれない。

デトロイトの空気、土地は多くの音楽を生んでいる。それは、次世代のミュージシャンにもしっかりとリスペクトを経て、語り継がれている。Theo Parissh、MoodyMan然り、デトロイトテクノ、ハウスの音にはしっかりと感じ取れる。
デトロイトのその特有な歴史や状況から、シリアスな、人の、音のすがるような、言葉にできない音への執着に僕達は心を奪われる。









そんな心を奪われた人達の中で彼らの音楽をより多くの人に伝えようと尽力している人達がいる。
それは、当時のStrataには手を伸ばすことの出来ない未来の僕やそ今の世代の人間達だ。

東京の高円寺にあるuniversounds、そして大変お世話になっている主宰の一人RYUHEI THE MANさんのレコードショップである。幸いにも親交のある方のお店なのだが、もう一人の主宰者の尾川雄介さんの活動により多くの音源が現代に復刻されている。未発表音源から到底手が出せない高額盤やほとんどお目にかかることの出来ない代物まで。

それは、まさに「All Music For All People」を見ているかのようで。







 そしてこの人も。彼もそんなデトロイトから多くの感動をジャンルの壁を越えて。

僕の部屋には大きなこのポスターが掲げている。

 

 weldon irvine - deja vu

Weldonは多くのメンタ―として。

 Strataはそのルーツとして。
 数多くのStrata/Strata Eastに心から敬愛。

 


今日の一曲、



 HEAVy - Wonderlove






そしてKIR WUTAとMeguちゃんによる昨年今年の年越しの南米の旅の記録。
旅の動画を是非見てほしい。
 

そしてちょうどこの動画を開いた時に聴いていたこの曲が重なって素晴らしくシンクロしたので是非これも紹介したい、というか試してほしい。

って動画がなかった。
シニカル 山口百恵




New time, Now is Old time
Dejavu you know it must be true.

2013年4月19日金曜日


カルロスムーア著の「FELA!」が日本でも発売される。NYCでもブロードウェイのミュージカルで起用されたフェラの生涯と音楽をこれから新たに知る人も増えていく。


「『Fela: This Bitch of a Life』は、魅力溢れる斬新なアフロビートを生み出した非凡なる男、フェラ・クティのあるがままの姿を綴ったものだ。

アフロビートは、国際的に著名な ミュージシャン(たとえばマイルス・デイヴィス、ヒュー・マセケラ、ジルベルト・ジル、ビートルズ、ボブ・マーリー、ジミー・クリフ、ジェイムズ・ブラウ ンなど)の注目を集め、世界の音楽シーンに多大な影響を与えている。
 

 フェラの音楽は、心を虜にする言葉のくり返しと圧倒的なノリの良さが特徴的だ。
だが歌詞は、支配階級に向けて投げつける石のごとく強烈である。
 抑圧的で腐敗した政府や軍に対し、抵抗と衝突を繰り返したフェラは国民的英雄となり、因習にとら われない行動や過激な発言は既存の体制と闘う世界中の人々の注目を集めた。にもかかわらず、フェラの価値は正しく評価されることはなかった。
 

 一九九七年、フェラはついにこの世を去る。しかし死の直前まで、世界中のポップス界に紋切り型を押し付ける消費経済を批判し続けた。一曲は三分という暗 黙の了解も、政治色の濃い歌詞は控えめにという要望も受け入れなかった。
 したがって音楽業界は、フェラが単に風変わりなカリスマミュージシャンではなく熱 烈なパン・アフリカニストであり、その激しい政治的主張はナイジェリアという国境を越えて全世界の共感を呼ぶ、本物の反逆児であるとはなかなか認めなかっ たのである。
 

 今日アフロビートは、当時のままの形で――巧みな構成の長い曲に政治色の濃い歌詞が絶妙にミックスされている――全世界のファンの心をつかんでいる。こ れは、フェラの現世での苦しみが、人々の意識を目覚めさせ、本物を理解させるのに役に立ったしるしなのかもしれない。
 いや、もしかしたらフェラが批判し続 けた、どん欲で腐敗した資本主義がアフロビートをうまく取り込み、利益を生み出す最新回路の中に吸収してしまったからかもしれない。
 

 つまり、スラム街であげたフェラの叫び声は、あれほど彼が侮蔑していたブルジョア階級(白人も黒人も)が楽しめるよう、威勢のいいミンストレルショーに されてしまう可能性もあるのだ。
 そうなれば、ミュージシャンからも作品からも政治的な真髄が抜き取られても不思議はない。毒気のない‘軽いフェラ’を売る ために、挑発的で過激な反逆児は牙を抜かれて単なるカリスマミュージシャンにされ、強烈なイデオロギーも抜き取られてしまうかもしれないのだ。
 

 本物の反乱分子から儲かりそうなスターへの作り替えは、これまでにも行われてきたことだ。しかしこれこそまさに、フェラが人生をかけて闘い続けた敵の汚 い作戦勝ちであり、フェラの決定的敗北となる。だからまずはここで、フェラ・クティをしっかりと見つめ直そうではないか。理想化せず、フェラのあるがまま の姿、そしてフェラが何のために闘っていたのかを。」
(FELA!より)








上記は少々長いが、「FELA!」から抜粋されたもの。

先日友人のIKDと、現行で良いバンドたくさんいるよねって話になった。
ファンク然り、ジャズ然り、アフロビード然り。でもこれ聴くならやっぱじゃがたら聴くわってね。

ここにも書かれているようにそこにはやっぱりフェラの意思がじゃがたらにもがっちり共通してるからなんだろう。


音楽についてここに残したくなるエピソードは、何故かフェラクティ、江戸アケミこの二人の事がここではしばし多くなる。 


JAGATARAを聴くようになってから本当にたくさんの会話や酒の席、音楽話の出会いを生んだ。


アケミは多くの人の心の中に残っていて、僕がこの「単語」を発する度に色々な人の思い出が出てくる。






じゃがたらエピソードで僕がとても印象に残っていることを紹介する。たぶんこのBlogを見なければ繋がっていることも気づかない事かもしれない。南流石氏の03年の記事を二年位前に見ていた時だった。



がんばるアケミ

ちょっと前、仕事でタイに行っていた。疲労との戦いの中、案の定、バックをナイフで切られ財布をスラれた。
(タイには10数回行っているのにはじめて・・・)

その財布の中には、御守りで持っていったアケミ(Jagatara・Vo)バッジが入っていた。
バッジもお金もカードも、全て無くなったが、アケミがタイに、ひそかに潜伏しているのがちょっとおもろい、笑ける。

アケミは今、タイで「なんのこっちゃい!!お前はお前の踊りを踊れ!!」と、スリをはじめ、多くの人々にいつものように叫んでいるのだろう・・・

そして昨日、「MTV Video Music Awards Japan 2003」のON AIRがあった。
サプライズゲストで「RUN DMC」のDMCがSPHERE of INFLUENCEのパフォーマンスに登場した。
そして、そこには流石組のダンサーCHINO・KATSUも出演している。彼らは、RUN DMCをこよなく敬い、愛している。
私の踊りはHIPHOPではないが、CHINO・KATSUは私の生き方は「B-GIRL」だと言ってくれている。
なんとそのON AIRで、KATSUが「アケミTシャツ」を着て、踊っていた。ビックリしたが、さすがKATSU!!と思った。

KATSUはダンサーとしてだけでなく振付もやり、ラップもやり、リリックも書いている。そして、アケミの詩集をバイブルだといつも持ち歩いている。
だから、このDMCとの初めての大切な共演の日に「アケミTシャツ」を着ているのだ。そのことが、すごいうれしかった。


アケミは死んでも今、タイにも行ってるし

MTVでDMCとも共演している結構忙しそうだ、

がんばるアケミ・・・

お疲れ!!アケミ。


彼女はずっとアケミを忘れることはない、というよりいつもアケミの話をしている。心のすぐ取り出せる先にアケミの事を置いてある。









 今日の一曲、

Madvillian   ComixRadio 02-1





最近、ゴンザレス先生(KennyDope)のMixを聴いていて、あの偏屈が丁寧クレジットが書いてり、珍しくネタ放出か!と思ったが、ある程度現行モノでまとめられたミックスだった。しかしそれでもここまで香り立つむんむんとした黒汁グルーブを醸し出せるのかと感心していたが、要所にしっかり良いネタを仕込んでいたり、そしてクレジット抜いているものもあったり。。。
流石ゴンザレス先生でございます。


2013年4月18日木曜日

Menter & Vender

今年のGWは、大阪です。
  今年もDo Overは大阪で開催。去年はJ Rocc/ALTZ、HostにMEDと天気も良く楽しい内容。
           
             


個人的にはSHADOW、A-TARKに期待!再結成の恐竜ファイブのカッケミ&ヌマークなんてのもありだな。。。


んー楽しみすぎる。

そして夜は、寝屋川のBAR AdoでGeboさん達が開くパーティーに大塚さんがゲスト。
韻シスト×GeboさんのLIVEもありでずっと気になっていたAdoのパーティー、一日丸ごと楽しみだ。


  



パーティーのカタチ。
本当に大切。




カルチャーセンターや公民館、体育館でバトルやイベントがよく開かれる。

根底には、バム達がヒップホップを手に自分達の未来への不安や世界の状況に気付き、またギャングのイメージの払拭の為に清掃活動や地域との親交、信頼を得て、
場を設ける事が出来、ヒップホップを通じて自分達の生きる道を語る場として使われたバックボーンがある。



ブラックスペーズの率いたバムは、徐々にドラッグや暴力、人種差別を取り巻く毎日に疲弊する中で音楽に希望の光を見出す。その中でキング牧師、マルコムXのようなブラックアイデンティティも芽生えていくアメリカ激動の時代だ。

アフリカを訪れたバムは、そこでの民族性にも影響を受け、自分たちの未来の為に立ち上がった。
影響力のあったギャングのボスが一転した。
町を清浄化する為、ドラッグを、暴力をやめようと歩き回る。次第に広まったその活動に集っていく。

メンバー達、それはブラックスペーズの解体であり、ZULU NATIONの誕生の時なのだろう。
地域の信頼を経て、次なる活動を行っていく。HIPHOPをツールに精神の根本に、平和を解いていく。
それは講義だったり、パーティだったり、ビーボーイのコンペティションなどを通して、今のように開かれたのだろう。
 

自然と本質が抜けてしまった今とは意図は違えど、同じ道を辿り、同じ場所で開かれる。
しかしそこには述べたとおり、地域の信頼を勝ち得た過程がない。与えられた場所で行っているだけだ。そしてHIPHOPも与えられたものであるにも関わらず、自らのものとしている。


時代は変わった。

僕自身、踊りに夢中だったころは気が付かなかったが、
味気のない体育館という場所やバトルというものに飽きていく。
しかし、この話を師であるBOUNCEから聞いた時、ヒップホップから感動を貰えたし、自分が次に何をしたいのかが明確になった。


久しぶりにヒップホップ話。



             


1973年、
2013年、
今年でHIPHOPは40年を迎える。

客観的にHIPHOPを見る事で、新しい見え方が生まれる。音楽も文化も自分自身も。




Can't Stop Won't Stop


ここで告知。 こんな僕も5/25にパーティーをします。楽しいをシェア。アウトプット。


いつもお世話になっているリューヘイさんを富山に招き、ハナミズキという上質な空間で自分にとって最高の時間をシェアします。

以下、告知内容。
5/25、総曲輪ストリートダンスジャムの終了後、夜2100より
富山市花水木通りにあるハナミズキノヘヤ3F、NEWPORTに
アフターパーティーと題しまして東京よりRYUHEI THE MAN氏(universounds)をゲストに招き、賑やかにパーティを開きます。
また北陸圏内からも素晴らしいキャストをお迎えしています、
現クラブシーンにはあまり顔を出さない大御所もプレミアムゲストをお招きしています。
また先月UMA Recordsより7インチリリースし、アナログデビュー致しましたVSOP Sessionの物販も予定。
是非総曲輪フェリオでお楽しみの後は、ハナミズキノヘヤ3F
NEWPORTにて、パーティをお楽しみ下さい。

ゲストプロフィール
RYUHEI THE MAN (universounds / The Man's World Productions)

 90年代半ばよりレコード収集、執筆、DJを中心とした音楽活動を始め、ファンク/ソウル/レアグルーヴ/ヒップ・ホップを中心としたジャンルを、都内で開催されているイヴェント【WAH WAH】、【HONEY DRIPPIN'】、【EXTRA EXTRA】中心に、都内、全国各地でプレイ。
 2001年より国内外のトップDJ、コレクターも絶大な信頼をよせるレコード・ショップuniversounds(www.universounds.net)を主宰、
02年にはDEV LARGE氏らと伝説のMIX TAPE『BROTHERS ON THE RUN』を、03年にはDJ SHADOWによるアルバム『THE PRIVATE REPRESS』において日本人代表として参加。04、06、07、10年にはソロMIX CD『A MESSAGE FROM THE MAN 1/2/3/4』をリリース。05年には国内初となるFUNKの7インチのみによるディスク・ガイド『FUNK 45's』に筆者として参加。09年にはレアグルーヴのバイブルとなるディスク・ガイド『Rare Groove A to Z』に筆者として参加。
同年には自身のキャリア初となるオフィシャルMIX CD『NEXT MESSAGE FROM THE MAN』をリリース。
 更に、国内ミュージック・フェスティバルの最高峰、【Fuji Rock Festival '10】にDJとして出演。11年にはKASHI DA HANDSOME氏とMIX CD『SOUNDTRACK TO THE STREETS』をリリースし、KGE the shadowmen「Stay Stoned Pt.2」でプロデューサーとしてデビューを果たす。12年2月には、自身初のバンド・プロデューサーとしてのデビュー作、Q.A.S.B. + RYUHEI THE MAN名義による7インチ・シングル「The Mexican」をリリース。現在に至るまで、レコード・ショップ・オーナー、DJ、プロデューサー、執筆活動と多方面で幅広い活躍を見せている傍ら、ブロガーとしてMURO氏によるKING OF DIGGIN' PRODUCTION BLOGにも参加、シーンの活性化に貢献。2012年9月には世界的クロスオーヴァー・ミュージックの祭典、【Tokyo Crossover / Jazz Festival 2012】に出演。

12月には新シリーズとなるMIX CD『LISTEN TO THE MAN』をリリース。
2013年2月にはファン待望のオフィシャルMIX CD第四弾となる『NEXT MESSAGE FROM THE MAN 4』をリリース。

キャスト
DJ P-Tang from UMA records
PNKY from KNZW
JILL from UMA records
IKD
Doooi from everydayrecords
EJ from ex 目黒montage
&恵比寿 Samurai 氣流

Ryuhei the man氏は、
富山ならず今回北陸初。
注目です。
今回も味気ない内容だったかな。いつも読んでくれて感謝です。
でも5/25はとっても楽しいパーティーになるよう精進しますんで。
また新しい人達と楽しさ共有できたらなと。

こんな感じに!
http://vimeo.com/41654541


今日の一曲、

 Cinematic Orchestra  That Home