ss

ss

withoutrecord

withoutrecord

rain

rain

kller

kller

cbr

cbr

rts

rts

2014年7月26日土曜日

ハバナその4



 

建物はくたびれて並ぶ

犬もくたびれて伏せている







太陽が近い
空がすぐ上にある
色はどれも鮮やかに
そこに居させてくれる




スペイン時代のコロニアル調は
この新市街には見られない

20世紀初頭から60年代まで栄えたアメリカ領地としてのキューバの色は、しっかりと風化しくすみ、
経済制裁の後の時の止まりと共に、
時の遡りを感じさせてくれる。

人間の文明が滅び、朽ちて還元される。

たった60年程で、

その様を見た。




















人を見よう

すれ違った市場に見る人の群れに僕は好奇心で飛び込む。
並んでいる野菜や果物を見るんじゃなくて、座っているキューバの人を買い物をするキューバの人達を。

興味津々

溶け込む





2014年7月7日月曜日

ハバナその三


国という単位では少し乱暴だけれども。

ここハバナの街の建物は新市街は、
褪せても鮮やかな建物達。


ここはカリブ最大の島。





適当に地図を広げ適当に目指す。

途中で面白い物があれば寄る。


そんな歩き方を。





路地裏は静かなもの。





とりあえず両替所を見つけて、用事を済ませたら海へ行きたくなって。


空の開けた方に向かって歩く。






その前に両替所へ。


地図がなかなか最初は掴めなかったけど、入口に警察が厳重に立っていたのでここかと気づき、入口でパスポートを見せ中へ。



キューバでは、通過としてキューバペソが流通している。
主に僕たちはCUCと呼ばれる観光用ペソを使い、国民はそこから大体レートが10分の1程の国民用のペソ、ペソクバーナを使うと言う二種の通貨が並行しているシステムだ。

大体1CUCが一ドル。

ペソクバーナ、人民ペソと呼ばれまたモネダナショナルと呼ばれる国民用通貨が一つ。

そしてもう一つは観光客席用のペソとして、兌換ペソと呼ばれる二種類。

順番にCUP、CUCの呼ばれ流通している。
空港で僕がもらっていたのはCUC。
もちろんツーリストなので当たり前なのだが、現地に混じってペソクバーナも使える。
このしっかりとした決まりはなく、スペイン人の観光客は良く使っている。これを使えればかなり節約になるし、現地のリアルライフも垣間見るチャンスだと思った。

レートをしっかり読んで、カウンターで両替をお願いした。

1CUCが15CUP、または14CUPで取引されている。
受付の人がいくら帰るのと聞いてきたので30CUC分両替した。

あまり浮かばない顔で手を動かし、換金してくれた。


大量の札束が目の前に出され、何か不思議な気分だったのと少し周りの雰囲気がこの日本人はなんなんだと言ったのを肌で感じ取れた。
両替所の窓の外に目をやると、ますます晴れが進んでいる。





お金を鞄にしまい込み、少し警戒をしながら外へ出る。

物価が違う、生活も違う、こんなにお金を持ち歩くなんて全くないだろう。


自分が全く違う国の文化の人間としてキューバの街に異物として放り込んでる感を客観的にどこかの物語見たい妄想した。



両替した金はどこで何かに使うんだろう。




遠くから見えていたモニュメントを頼りに






ハバナの北側の海に面したマレコン通り、
防波堤を超えて大きな波が音を立てて道路を濡らしている。

空にはハゲたウミネコ、コンクリートにはフナムシ、

しぶきを感じながら初めて目にする海に気持ちが高まった。
海沿いを少し歩く、全くあてもなく。


青々した期待以上の空と比べて波がが荒いハバナの沿岸の水はお世辞といえども美しいものではなかった。



大きなビルはホテルだ。
思っていたよりもしっかりした街を形しているが、僕にはハリボテに見えた。

都会化したハバナの新市街では生活として上水道下水道技術を通して水を使い、海に捨てているんだろう。


ヘミングウェイが糸を垂らしたカリブの青々しい海は、
まだ見ることはない。


海沿いは少し飽きながらも足を進ませる。見る景色が変わるほど。







ここは虚構のユートピア
はっきりと感じる
いつかは文明は色褪せる
何をもって豊かと
ここは虚構のユートピア

1960以前アメリカがこの島に作り上げたコンクリートの塊達は60年の時を経て、風化している。

ありものを使い、革命後新しい豊かさと、道を導き出し進むキューバに映る
景色に人間の幸せと時の止まりを見た。


ここは時間が止まっている。


ゲバラはここの街にいた。








空は僕が想像していたよりも光は足りないけれども。
肌に刺す日差しの強さはとても強い。