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2014年6月25日水曜日

キューバその二。


ホセマルティからハバナへ

荒れた道が続く

タクシーはハバナへ向けて爆走をしている

キューバの暗い道を

全くどこを走っているかわからない

さっき買った地図を

時折道に生えている街灯を横切る度に窓へかざして確認したりする


しばらく走ると大きな建物が見えてくる
その少し先にはバス停や建物の前に人がポツポツと見え始めた





信号も特に少ない





時々捕まる信号でさっきのように地図を見る


大体ここらへんだな
検討がついてきた


このカーブここで、
ここを右折って事はここか。



そんな事を考えてからしばらく行くと住宅街のような街に入った。

暗闇のゲットーに入ると家の前に少し古い服を着たヤツらが、ぽろぽろで始めていた。

タクシーもよりゆっくりと走る、
少しすると止まってここだと、指を指す。


鉄格子の付いた鉄筋の建物の二階にに灯りが見えた。


ドライバーは、30cucを要求してきた

スパニッシュが全然まだ慣れないので
?な顔をして空港での件もあったので慌てた感じにしていたらわかったわかったと20cucにしてくれた。

あとで調べるとかなり乗せていたので
かなり正しい料金には持ってこれていた


荷物を降ろして、運転手は家の人に呼び鈴で応え、二階の窓から顔を出している女に話をすると

家のドアが開いた。


カサパルティクラル


そう呼ばれる民宿にはこの青の碇型のマークが置かれている。

青は海外観光客赤は国内キューバ人の宿だ

鉄格子を開けて玄関から出てきたのは少し眠たそうな女だった。

イヴォンという女性だった。


彼女は軽く挨拶すると少しだけ笑顔をくれ、中に入りなさいと言う


大きなスーツケースを持ち上げてタクシーのドライバーにありがとうと伝えると

やれやれ顔で楽しんでねと僕に返して来た。



狭い階段をゴツゴツとスーツケースをぶつけながら長いフライトと荷物とナーバスさですっかり体力を奪われていたのか家に着くと凄く疲れが出た、


階段の薄暗さ、古さはキューバの貧しさに感じた。

部屋に案内されると懐かしい形のエアコンがあって部屋は冷やされていた。

きっとイヴォンが僕が来るという事で
エアコンを点けていてくれたんだろう

青い部屋はとても薄暗く、雰囲気に満ちていた。


シャワーとバスとトイレの場所と使い方を教えてくれ、ありがとうというと笑顔を返してくれた。


向こうの部屋には娘がいると紹介してくれ、可愛い年頃の娘さんを紹介してもらった。名前は忘れた。




部屋で荷物の中身の確認や両替所でやられたことも勘違いではないのかと金を数え直してみたりとりあえずこへからの旅の整理とした。


明日からどうしようか、
軽く考えていた予定もよりしっかり見えてきた


ほとんどが頭の中の整理

色々思い返したりアメリカカナダで使ったものや手に入れたものでキューバでは全く使わないだろうって物達を完全に片付けてしまった。


階段と部屋の廊下にはwin95のマシンで
ゲームがやりかけで置いてあった。

部屋に荷物をおいてある程度確認し、
使えはしないけど携帯の充電をすると、安心してこの家を少し探検したくなった。


運転手が道から声をかけた、窓に面したリビングが隣だったので覗くと、コロニアル調な置物の部屋にソファで二人くつろいでいるのが見えた。

娘とイヴォンがテレビをシェアしている。

そっと顔を出し、スペイン語で答えられないのでちょっとそと見ていい?と聞くと理解してくれて、テラスへ出してもらった。

ここはハバナの旧市街と新市街のちょうど間。

近くには大学がある。




均等に並んだ鉄筋の古い建物で作られた街並み


路駐された車達、時折見た事とないビンテージカーも見える。


空を見ると少し曇っていた。


カリブ海のど真ん中で曇りか、、



星は出ている

少しだけ湿気がある

肌に汗がまとまりつく、暑い


いよいよ遠い所まで来たんだな

空を見て思った

仕事を辞めたこと、この六年間、

これからのこと、この旅のこと、

写真撮っていいかな?
とiPhoneをかざしてイヴォンに尋ねた


彼女は写真ね?と理解してくれ笑顔で応えてくれた。



写真を見せると彼女は喜んだ


彼女の笑顔の可愛さにこんなに素直に構えたものに向かってくれる事があるんだと、胸を打たれた。





ほのかに冷たくて気持ちの良いシーツに飛び込んで天井を眺める。






いよいよ明日からキューバの宛のない旅が始まる







キューバの朝が来た。


いつもより早起きだ。







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