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2012年12月14日金曜日

流れ星。今宵、シタールの音色

いよいよ年の瀬。
前回のアップからも感じていたけれども、一足早すぎか、ということで少々こらえておりました。

我慢。

今年は我慢の年だったな。

と、そんな最中にやはり早過ぎるお別れがありました。中村勘三郎さん。

自分も音楽を感じて「踊り」で表現する人間として、歌舞伎の「演じる」ということに少なからず共通のものを感じるので。その中でも「芸」という言葉は、大切に感じます。日本人として、表現者として、「表現」という言葉自体厚かましいんだけれども自分を支えるコアとなっているから。

中でも奇抜でセンセーショナルな活動で世界に歌舞伎を魅せた勘三郎さんは惜しいお別れです。

ニューヨークのリンカーンセンターでの上演も有名でしたね。



ご冥福お祈りします。



自分自身まだまだ日本芸能については興味は追いついたのですが全くの無知なのでもっと勉強が必要です。

参考までに興味を持った人は、ここから。
歌舞伎の歴史
にしても若いです。50代は。


合わせて、10年ほど前に、上でも使った「表現するということ」自体厚かましい。」という言葉は、藤舎貴生のインタビューでこのような内容を語っていたところから抜粋しました。残念ながら記事は見つかりませんでした。たぶん映像で見た気が。

当時、この言葉に衝撃を受け、周りの後輩達にもよく言うのですが、自分のスタイルにも多大な影響を及ぼした出来事でした。
彼を知ったのは、2001年かな?ご存じNINJA TUNEの「仙台から世界にPR」のDJ KENTAROとのセッション。二十歳ながらもNO WALL BETWEEN THE MUSICをコンセプトに、凄かったなー。いや今でも。同年代なので。

最近では、この藤舎貴生の受け売り、「香ばしい」「エモい」とか俗なワードで身内周りでは使っていますね。

雑なんですよ。「表現」は。

表現を優先すると、雑になるんですね。


自分が携わっている踊りで例えると、感情の爆発的な表現が対象なのかもしれないんですけど。
ここで天邪鬼さ出ますね。徐々に年齢も重ね、若気の至りのような「香ばしい」表現は、海外を視野で活動をしていたころに気付く、「自分は日本人なんだ」という心が、変化を与えてくれた、

本当の原点回帰です。

ストリートカルチャー発祥の地、アメリカの大胆な表現と感情のフルパワーに放出する感じのHUPHOPやBBOYINGは雑さあっての魅力。

必死にブラックカルチャー、HIPHOPの歴史をお追い、ブルースからJAZZに派生、ニューヨークという多人種の中で生まれたHIPHOP、1960-70年のブロンクス地区。
移民系のラティーノやスパニッシュ達が支えたBBOYINGカルチャーを必死になって追いかけた20代は、まだまだ研究は足りないのだけれども、肝心な欠落と視野の狭さを「ダンスというツールで日本が海外と戦う時にどうすればいいか」という思考になりました。

一人こんな感じでフェードアウトと思われる中、共感してくれるダンサー達がいるのは驚きでした。
というか、狙ってたけんですけどね。
有り難い事だ。

サルサやラテンに興味を持ってくれるCREWのメンバー後輩達は、入りやすかったのか全国にワッと増えてくれて楽しかったです。

特に自分はMAMBO TO HIOHOPはお勧めしてるんだけど、これ見たダンサーはHIHOPフリーク達はいるのかな?

これにいち早く反応したのはキープのメンバーと、ROOT SOULのイケッチさん。
SALSAUPというラテンのイベントにコラボレーションさせて頂いたり、ラテンで盛り上がった時期でした。
今まで関係のなかったバンドやミュージシャンとのセッションがスタートするきっかけでもあったので。
インスピレーションも音も、「シンタロ今日の踊り全然乗ってないな、もっとこうしたほうがいいんじゃね?」」とアドバイスをくれたり。

そして、僕の中の集大成は、K.O.H.Aとの出会いと、このセッション、間違いないですよ。


KEEPの面々、富山のみんな、関東から溝ノ口のBDM、LAから来日中だったKILLAのRUENとFRANKIEもセッションに加わり、相当盛り上がりました。
1時間半に及ぶセッションの一部、是非チェック。


中村勘三郎さんから話は、膨らんでしまった。
そして、前日もう一人大きな星が流れて逝きました。


ラヴィシャンカール、シタールの父ですね。
アナンダシャンカールを甥に持ち、ご存じノラジョーンズの娘に持つラヴィの死は、世界の音楽ファンに悲しみをもたらしたと思います。
BEATLESのジョージハリスンのシタールの師でもあるラヴィ。後期の音はジョージは影響でてますよね。
ソロ期のダークホースレーベル、ジョージの解脱したかのような風貌は印象的。
「まだビートルズなんかPOPを聴いているから音楽は成長しないんだ」みたいなことを言ってる人いたけど、やっぱりビートルズって凄いです。

当時、ジョージが開催したバングラディッシュ難民達の救済目的で行われたチャリティコンサート、
バングラディッシュコンサートは、今のチャリティーコンサートのモデルとなる世界で始めて行われたチャリティコンサート。

このDVD欲しいんですよね。



気持ちいいでしょ?

ラヴィのシタールの音色は、日本から遠く離れた遠い遠い旅路の星空を思い浮かべるんです。
昨日は流星群があったようで。空を眺めてラヴィの音色を聴きたかったと願っていた人たちの夢を叶えたかのように思えました。


先日、金沢公演で見たノラだけど、やはりどことなく似ているな。
皆はマイブルーベリーナイツ見ました?


繊細です。

僕もここに日本としての繊細な上のようなアビリティを忘れることなく。

日本とインド、二つの大きな星が流れて逝きました。

天国でジョージとラヴィがシタールを奏でているはずです。




音色、いい言葉だ。

今日の1曲、


浅川マキ/アメリカの夜

 


冬になるとマキが恋しくなる。新宿での歌も、どこかここ北陸を想う郷愁のもの悲しさを残している気がする。
MUROさんがMIXに使いたくて、EMIに交渉したけど、バッサリ断られたなんて話もあったこの曲


マキの世界は、アメリカの夜、染みます。


※番外編
 
          浅川マキ/ゴビンダ

シタールやインド民族音楽に影響を受けた時のジョージのゴビンダのマキVer.
これは1stに入ってたっけかな。マキの感性の凄さが伝わる作品。


今回も長々と。

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